2006年10月08日

続 赤瓦の廃屋付?売地

以前ご紹介した「赤瓦の廃屋付?売地」は
成約いたしました。
ご紹介した時はこんな感じでした。
続 赤瓦の廃屋付?売地

それが雑草や雑木を取り除くと・・・
続 赤瓦の廃屋付?売地
となりました。
こちらから見るとまだ使えそうな家に見えますが
裏から見ると屋根が崩れ落ちています。
続 赤瓦の廃屋付?売地

この物件を買われた青年は、この家の瓦や柱の使える部分を
材料として家を再生しようとしています。
私も含め周りの誰もが不可能だと言っているのに
本人は「崩れてもいいからやるだけやってみる。」と言うのです。
男の夢というかロマンというか。
確かにこの家は昔のすばらしい技術で出来ていて、
柱や梁は木に切込みを入れて繋いであり釘は使っていません。
木の種類によって、白蟻にやられてスカスカのものと、
全く大丈夫なものがあります。
土台は石を置いてその上に柱を乗せてあるだけです。
よくこれで100年近く倒れずにいたものです。
ただし、屋根はどんどん落ちており、この場所を知っている方も
決して中に入ったり近づいたりしないでください。
かなり危険です。
もちろん不法侵入にもなりますから。
何年かかるか分かりませんが、家が再生されて、
この記事の続きを書けることを期待しています。


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Posted by 株式会社久米島リゾート不動産 at 18:37│Comments(6)不動産情報
この記事へのコメント
たいした情熱です。
どう考えても再生が大変であるのが明白ですが、
こういう方がいてもいいと思います。
いまあまりにも安易に木造赤瓦住宅が壊されすぎています。
失礼しました。
Posted by 瓦屋根 at 2006年10月08日 22:19
コメントありがとうございます。
周囲の人達も最初は危険だからやめるように
言ってたのですが、青年の決意の固さに今では
「できることは協力するから」となりました。
おまけで付いてた家なのでダメでもともと、
じっくり年月をかけて頑張ってほしいものです。
Posted by 久米蔵 at 2006年10月09日 09:02
こんにちわ。記事を見てビックリしました。  その青年は私の兄です。     兄は昔から変わり者でしたがまさか久米島に行って家を建て直してると聞いたときは、まさかと思いましたが・・・                         家は母の終の住処の為です。私達は母子家庭で育ってきましたから、その母へのせめてもの親孝行でしょう。     大学を休学した所までは知ってましたが季節労働をしてお金を貯めて、まさか久米島にいるとは思いませんでした。      近隣の皆さん、久米蔵さん、まだまだ家が建て直されるのに時間がかかりそうですが、どうぞよろしくお願い致します。
Posted by おこ at 2006年10月22日 23:42
おこ様、こんにちは。お兄さんは頑張っていますよ。
近所の方とも仲良くやっており、心配は要りません。
むしろ頑張りすぎて体を壊さないか心配なくらいです。
現在は廃屋のとなりにプレハブを置いて、そこで
寝泊りしながら作業をしています。
お兄さんの親孝行の気持ちと積極性には、私達も
驚いています。
これからも家の直っていく様子をお伝えしていこうと
思っていますが、機会があったら久米島にいらしてください。
Posted by 久米蔵 at 2006年10月23日 17:09
頑張ってるな!!!
この家の写真を見たときは正直驚きました。もっと楽に住める家があったのでは?でも久米島の皆さんが、あなたたの情熱と人の良さに心動かされて、一緒になってこの島の伝統を引き継いでいく姿には心をうたれました。あせらず、少しづつ確実に再生してくださいね。お母さんと、あなたの生活が、1日でも早くこの家から始まることを、心から祈っています。
Posted by 建付屋の俊ちゃん at 2006年11月05日 21:05
今現在は、どのような状況になっているのでしょうか?
気になって眠れません。
できれば写真を更新していただきたいのですが・・・・・。
宜しくお願い致します。
Posted by at 2006年11月22日 21:16
 
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